映画『恋の罪』について、感想のまとめです。
2011年に公開された映画『恋の罪』。
監督は「自殺サークル」「冷たい熱帯魚」など多くの傑作を持つ園子温さんです。
この記事では映画恋の罪を観た様々な方々の感想を、まとめとしていくつかに分けて紹介してまいります。
では早速まいりましょう。
Contents
映画『恋の罪』感想:面白いという意見の人

昨日ずっと連続再生で園子温の映画『恋の罪』を流しながら家で作業してたんだけど
主人公が『いらっしゃいませ!お一ついかがですか?美味しいですよ!』と全裸で鏡に向かってポーズを決め自分を表し自信を付けていくシーンが頭で暫くループしてる…。
下の絵は前に恋の罪のオマージュ作品。#恋の罪 pic.twitter.com/vSBytQysux— iKUYA (@ikuya19ya) May 15, 2019
いずみが初めてのAV出演を終えて殻を破った印象的なシーンですね。
スーパーでの試食呼びかけの言葉を全裸で鏡に向かって練習するという衝撃的なシーン。
頭にこびり付いてしまっても無理はありません。
撮影現場で久々にひとりの人間として扱ってもらったように感じたいずみはみるみる自信を取り戻し、笑顔で大声を出します。
この一件でここまで自信を取り戻せるということは、そもそも自己肯定感が高い人物だったのかもしれません。
東電OL事件が元ネタのこの映画。人間の多面性がこれでもかと描かれている。表現は過激なものの、周りの目とは違う自分を誰だって秘めている。出てくる人物、案外存在するぞと思った夜。とりあえず小島が最高。(アンジャッシュ児嶋だよ)#恋の罪#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/qiT5aAybKu
— mipa (@IKM0019) March 3, 2020
実際に起きた事件を元に製作された本作。
実際の事件を起こしてしまった女性は、東京電力で女性としては一番最初に幹部になったエリートで、映画で描かれていたような邸宅に住み、傍から見れば何不自由ない生活を手に入れていたそうです。
しかし彼女は夜になると派手な化粧を施して安い金額で身体を売っていました。
彼女の行動原理が金銭目当てでないことは明らかですよね。
人間の持つ底知れない欲望がリアリティを持って描かれていました。
そしてバラエティではもっぱらいじられキャラとして愛されているアンジャッシュの児島さん。
本作では不気味な間男を体当たりで演じています。
児島さんの演技もまた見どころでしょう。
#恋の罪 を「冷たい熱帯魚」初見から4年でやっと観た。
主演女優には園監督の奥さんも。
熱帯魚店の狂っていく男役のような立ち位置かと思った。身体が美しい。
“他人に支配されやすい”雰囲気が伝わってきてひりひりした。人間臭くて痛々しくて狂気的でババァもその娘も素晴らしかった。疲れた。 pic.twitter.com/DYU5wU8bCH— 野の花 (@nnkkmy1) January 8, 2020
いずみ役の神楽坂恵さんの豊満な肉体も本作の魅力です。
鬱々とした生活を送る主婦が、自由を知ってしまう過程をまさに”裸一貫”で演じていらっしゃいます。
美津子役の富樫真さんの妖艶な存在感も本作の魅力のひとつです。
『恋の罪』感想:面白い派のまとめ
主人公である女三人のうち誰かひとりに感情移入しながら観ていた方が多かったようです。
女性の奥深い願望を描いた本作は、やはり女性の支持が多く見受けられました。
謎多き不倫男を体当たりで演じたアンジャッシュの児島さんの演技にも注目が集まっていました。
『恋の罪』感想:怖い・気持ち悪い派の方々

人って狂うとどうなるか、何をし出すか分かりませんね…ホラー映画より、可能性があるから、尚怖い#恋の罪 #映画の感想
— みかちゅん (@mikao3ochu) September 28, 2019
映画『恋の罪』★★★3.3点。 怖い、ああ怖い
吹っ切れた人間の成れの果てを見た
そこに哲学はあっても美しさはなかった https://t.co/ofPnfnxgtv #Filmarks #映画 #恋の罪
— RUM (@clsdnlz) August 1, 2017
”無敵の人”となってしまった女性たちに恐怖を覚えるのも無理はありません。
獣のような姿に妙な生々しさを感じて気持ち悪いと思ってしまった方もいるようです。
悲しげで妖艶な挿入歌も恐怖心を煽ります。
園子温監督の「恋の罪」は途中で観るのを辞めてしまった、途中どころか前半のかなり早い部分でダウンしてしまった。
気持ち悪いというか。スプラッター映画の気持ち悪さじやなくて精神的な嫌悪感ですね
職場の女性たちの気持ち悪さみたいな
爬虫類の発情を見た時の吐き気のようで
— 則天去私®︎ (@sokutenkyosi_) February 11, 2016
あまりの気色悪さにドロップアウトしてしまった方も見受けられました。
観るのを好きに止めてしまえるのもまた、映画のいいところですね。
『恋の罪』感想:怖い・気持ち悪い派まとめ
欲望をむき出しにした女性たちの姿に恐怖を覚えてしまった方が多く見受けられました。
確かに、獣のように男性の身体を貪る三人が怖く見えてしまうのも仕方ないでしょうね。
映画『恋の罪』感想:わからない派の方々

#恋の罪 を観て。ネタバレ注意。
私には難しいのかなぁ。
ピンクの塗料を使う意味わからないし、何故殺人シーンが無いのかわからないことが多い。#冷たい熱帯魚 が先なのか後なのかで、作品の見方が大きく変わるなぁとおもいました。 pic.twitter.com/bp59kzBVcU— 小室 芹奈 (@Serina_Komuro) February 10, 2019
25:56
菊池いずみが、なんで、こう振る舞ったのか。わからないな。
自信を取り戻したからなのかな? (^^)— 闇原春 (@Haru_Aihara) December 13, 2015
私の映画相当偏ってるんだけど、バッドエンドとか意味わからない系が好きなんだよね笑
韓国のシリアス系とか、後はなんっかいも見てるのは園子温の「恋の罪」マジで意味がわからないけどあの空気感が好きって言うか…続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/cyQXurkwwi
— ♡り ん♡ (@kuro_no_rin) April 21, 2020
『恋の罪』感想:わからない派まとめ
内容ではなく、ピンクの塗料が使われた意味など本作が持つアート的な側面に戸惑った方が見受けられました。
突飛な行動に出た主婦、いずみの行動原理もわからないところがあるようです。
わからないけどなんとなく好き!って方も多いですね。
どんな感想を持つのも自由なのが映画のいいところですね。
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映画『恋の罪』感想:まとめ

いかがでしたか?
賛否両論の本作、激しい作風ですので様々な感想があるのも仕方ありませんね。
男女問わずオススメしたい作品ですが、やはり女性の方がより感情移入しやすいかと思います。
実際に起きてしまった事件については悲劇でしかありませんが、完全に再現しているというのではなく、事件の概要をベースに人間の多面性について掘り下げられた本作。
実は公開直前に、もととなった事件の犯人として収監されていた男性の冤罪が判明して話題になりました。
まだまだ謎多き事件なのです。
女性の奥深い欲望を描いた映画『恋の罪』、その美しい世界をのぞき見てみませんか?
元気があるときにオススメです!